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保険発祥の歴史

 古代ローマにおける「コレギウム」(=同業者葬儀組合)や中世・近世ヨーロッパにおける「ギルド」(=商工業者の職種ごとの団体)などにみられ、その後資本貯蓄が進んだ貿易業者の間で金融取引の高度化が進み、14世紀後半のイタリアのいくつかの都市において行われた海上保険で、今日の保険契約とほぼ同じ仕組みが整いました。

日本にも、古くから「社倉」・「義倉」・「頼母子講(たのもしこう)」、「抛銀(なげがね)」または「投銀」、「海上請負」など、保険に類似した仕組みはありました。
しかし、今日の保険は、明治維新のときに欧米の保険制度を導入して始まったものです。
1859年には、開港したばかりの横浜で、外国人を対象に外国保険会社によって火災保険や海上保険の引き受けが始められました。
そして、1867年には福沢諭吉が『西洋旅案内』の附録の中で、「災難請合の事 イシュアランス」として「障害請合」(現在の生命保険)、「火災請合」(=火災保険)、「海上請合」(=海上保険)の仕組みを広く紹介しました。 また、夏目漱石も保険制度の普及を著書にて薦めていました。

明治維新以後、政府は富国強兵・殖産興業をスローガンに資本主義化を推進し、1879年には東京海上保険会社(現在の東京海上日動火災保険)が創立され、1881年には初めての近代的な生命保険会社、明治生命保険会社(現在の明治安田生命保険)が開業し、本格的に保険事業が行われるようになりました。